【華東師範大学】秋期修了!これまでの振り返り(クラス分けやクラスのレベル等)

秋期終了

先日、秋期の修了式がありました。中国の年明けは1/1のみ祝日で、その翌日から期末テストを控えていたことから日本の年明けとは違い慌ただしい年明けでした。これまでに気になったことをいくつか振り返りたいと思います。f:id:nao16blog:20250112110324j:image

入学前のクラス分けテストは気にしなくて良い

入学前にオンラインでクラス分けテストがありますが、仮決定なのでその結果を心配する必要はありません。学期開始から1週間以内は、仮決定のクラスと違うクラスも受講可能なので各クラスのレベル感を確認できます。その後、レベルアップ希望の場合はテストを受けて通過すればそのクラス、レベルダウン希望の場合はテスト不要で変更できます。

クラスのレベルとHSKレベルはある程度同じ

クラスのレベルは1-1班、2、3、4…といった形で上がっていきますが、HSKレベルもそれとある程度同等な印象です。例えば、1−4班にいる学生はHSK4級相当またはそれに近い能力を有している見方ができます。もちろん、人によって長けている箇所が異なるので、スピーキングはそのレベルにあるが、読み書きはそのレベルに至っていない場合もあります。欧米圏の学生はスピーキングとリスニングに長けている学生が多いので、それらが苦手な日本人からすると、本当に同じレベルのクラスなのか気負う場面があるかもしれません。しかし、読み書きでは彼らに勝っていることが多いので、総合的に見て同じレベルのクラスにいるようなイメージです。ご自身のレベル感や、HSK受験を検討されている方は一つの指標として参考にしていただければと思います。

<参考イメージ>

HSK1級:1-1班、HSK2級:1-2班、HSK3級:1-3班

HSK4級:1-4/5,2-1班、HSK5級:2-1/2班、HSK6級:2-5,3-1班

※HSK4級以上は学校がオプション授業で提供している各級の推奨クラスレベルを参照

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選択できるコースは標準コースだけではない

多くの学生は標準コースを選択していますが、他にも強化コース、ビジネスコースがあります。長期で学ぶなら春期は標準コース、秋期は強化コースといったイメージでアレンジしてみるのも一つの案だと思います。各コースの申し込み条件や料金が異なるので、その点はHPや学校スタッフへ確認の上、判断するのが良いかと思います。友人によると、ECNUのビジネスコースは厳しいそうですが、中国ではトップレベルの評判だと聞きました。

詳細はこちらからご覧ください。

http://lxs.ecnu.edu.cn/jp/admission/chinese-language-programs/standard-chinese-language-program

勉強以外の目的で留学している人も少なくない

学生の割合としては大学生がメインで、それに加えて社会人経験者といった内訳ですが、勉強がメインの目的ではない学生も少なくありません。フリーランスとして中国へ来て、午前授業、午後仕事といった形で中国生活を過ごしている学生や、あるロシアの学生は彼氏の年齢が兵役対象だが、現在の戦争状況を加味すると、兵役後いつ前線へ送られてもおかしくないので、それを回避するため中国へ一緒に来て状況が落ち着くまではここにいるという特殊なパターンもあります。他にも、現地で子供向けに英語のプライベートレッスンや、飲食店でアルバイト等、ワーキングホリデーに近いスタイルで過ごしている学生もいます。しかし、学生ビザは就労不可なので、もちろんこれらの行為は禁止ですが、実態としてはこのように勉強+αで過ごしている学生も少なくない現状です。何かしら中国に長期滞在したい理由があって、それを実現するために学生ビザが一番容易で有効な手段となっている印象です。

テストだけでなく授業のパフォーマンスも重要

学期修了後に国际学生成绩(成績表)が渡されます。テスト60%(中間テスト20%、期末テスト40%)+授業のパフォーマンス40%の計100%で評価されます。テストは点数が分かるので明確ですが、パフォーマンスはどのような基準で評価されているのか謎です。テストの点数は他の学生と差異がない、または多少低くても、出席率や授業態度が良い学生は彼らより成績表では高得点だったので、テストだけでなく、日々の授業態度も重要です。

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まとめ

時が過ぎるのは早く、あっという間にこの日を迎えました。今学期、幸いにも優秀学生に選ばれて表彰されました。優秀学生は1クラスから上限2名まで選出されるようで、クラスによっては1名のみのクラスもありました。記念として栄誉証書と景品をいただきました。これまで頑張ってきて良かったなという達成感と、今後も身が引き締まる気持ちでいっぱいです。一緒に過ごした先生とクラスメートに感謝しています。f:id:nao16blog:20250112105724j:image