中国最大規模のホテル・飲食業博覧会
3月下旬に国家会展中心で開催された「HOTELEX SHANGHAI 2024」に参加しました。今年で32回目の開催となり、3,000以上のホテルや観光・飲食に関わる企業が出展していました。
会場の国家回展中心は世界第2位の会場面積
まず、会場の広さに圧倒されました。国家回展中心の会場面積は40万4,400㎡と世界第2位の広さを誇ります。日本一の会場面積である東京ビックサイト(14万1,780㎡)の約3倍弱だから驚きです。
会場が広いので、ゴルフカートの様な移動用シャトルバスが用意されていました。
上海観光産業博覧会は国内向けの出展がメイン
興味のあった観光業に関する出展ホールへ行きました。
入口付近にはホール内のマップがあり、位置を確認できます。上海から比較的近い台州や温州、少数民族が暮らす貴州等、日本では聞くことのない地域も展示されていました。
興味のある方は各URLから詳細をご覧ください。
※Safariご利用の方はこちらの方法で翻訳してご覧いただけます。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3e8bcdbaf472e40b5589fc44cb4329d8e6c68890
温州 温州市_百度百科
貴州 贵州省_百度百科
中国のOTAである携程旅行のブースもありました。日本ではTrip.comの認識ですが、中国国内は携程旅行、海外向けはTrip.comと分かれています。日本行きのプランとしては東京+関西(大阪、奈良、京都)を周遊する内容で一人当たり5泊6日4,299元(約86,000円)で紹介されていました。
50歳以上には特別価格やパトラーサービス、特典が付与されるプログラムがあります。旅行のパッケージ内容を見ると、観光地は海外よりも国内多め。国内は特に北京(首都)、海南(中国のハワイ)、新疆ウイグル自治区が目立ちました。泊数は短くても4,5泊からと、日本で見るような1,2泊の短期間は無し。お金と時間に余裕があり、高単価で利用してくれそうなシニア層向けに組んだ内容です。
飲食店やコンビニは充実しており、クレジットも使用可
会場の収容規模が大きいこともあってか、飲食店やコンビニは充実しており、会場外へ出る必要はありません。
店舗ではクレジットで支払い可能な国際ブランドが表記されています。コンビニでも使用可能です。会場は広いので、カフェで休憩しながらイベントを楽しむのもいいと思います。
まとめ
「HOTELEX」という触れ込みだったので、当初は中国のホテルや観光がメインかと思っていましたが、飲食に関する展示が大半だったのは少し残念でした。旅行に関しては、シニア向けや長期向けの紹介が多かったです。若年層や個人旅行の場合は、パッケージ商品ではなく、独自で旅行用アプリやSNSを活用してプランを組んでいるのかなという印象です。その辺りの現状はまた調べてみようと思います。
この会場は他のイベント時でも開催されますが、本当に広いので、行かれる際はくれぐれも時間配分にはご注意ください!